2019年は8月の雹害により自社畑の収量の激減、ワインの種類も2種類しかリリースできないという厳しい年でしたが、その中でもスパークリングワインの製造を始めた年でもありました。
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2019年9月中旬、同じ小諸市内のブドウ農家様からスパークリング用のシャルドネを搬入していただきました。
2019年の年内には発酵〜瓶内二次発酵のための瓶詰めを行い、1年以上、寝かせます。
2020年12月、スパークリングの液中に酒石を出すため、1ヶ月ほどセラーから寒い醸造室に移し、瓶を冷やします(液を冷やすことで酒石が出てきます)
ただし、この酒石が固形な上に自然には崩れないので、木槌やハンマーで酒石を細かくする作業に入ります。
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そしてここから細かくなった酒石とオリを綺麗に瓶口に集める作業「ルミアージュ」のスタートです。
毎日瓶を回しながら角度をつけていくことで、瓶側面についていたオリと酒石を瓶口に集めることができます。
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最短期間でルミアージュを終わらせ、最後は瓶口に集まったオリと酒石を抜く作業「デゴルジュマン」のスタートです。
瓶口部分だけを凍らせる特殊な機械で凍らせ、その状態で王冠を抜くと瓶内のガス圧で凍った部分だけが飛んでいきます。
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ここまでの説明だけでも、スパークリングワインの製造の大変さが伝わったかと思います。
スパークリングワインはワイン製造のすべてが詰まっていると言っても過言ではありません。
苦労して製造した1年熟成のスパークリングワインのリリースまで今しばらくお待ちください。
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