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「ワイン文化を未来へ繋ぐ会」活動報告Vol.2

6/10(木)に第2回目の活動を行いました。
2ヶ月ぶりですが、小学生も高校生もみんな覚えていて再開を喜んでいました。

みんなで手をつないで、畑まで移動

今回はシャルドネの畑で作業を行いました。
作業内容はグングンと伸びている新梢がワイヤーから飛び出ているので、ワイヤーの中に戻したり、テープナーで留めてもらう作業をしました。

みんな初めての作業でしたが、協力してできました
テープナー作業は交代しながら、みんなで体験
樹齢19年のシャルドネの畑をすべて回りました

作業のあとは、水分補給をしながら質問タイム。
小学生は事前学習を行っており、鋭い質問も出てきました。

クルミの樹の下で、質問タイム

次回の作業での再会を約束して、今回の作業は無事終わりました。
後日、作業に参加して頂いている高校を訪問し、今後の作業内容の確認やアイディアなどを先生とお話させていただきました。

今後も学生の負担にならない程度に次の世代の子どもたちに色々な体験をしてもらい、ワインに興味を持ってもらえるよう活動していきます。

「ワイン文化を未来へ繋ぐ会」活動報告Vol.1

4/22(木)に「ワイン文化を未来へ繋ぐ会」として初めての活動になる植樹のイベントを行いました。
参加してもらったのは、地元の小学校2校と高校生に参加してもらいました。

グループごとに分かれてもらい、1グループ5名ほどで作業開始。
葡萄はつる性の植物なので、植樹した樹から芽が出て支柱に巻き付き伸びていきます。なので、植樹の際は支柱も入れる必要があります。
作業としては、穴掘り→堆肥入れ→支柱刺し→支柱縛り→苗木植え→土いれ
のような流れとなります。

穴掘りは高校生の仕事。慣れない作業と御牧ヶ原特有の粘土土で重労働です。
刺した竹を紐で固定します。ここでしっかり固定していないと風で竹がずれて、伸びた葡萄も曲がってしまいます。
ちゃんと芽が出ますように

2時間半ほど植樹をしてもらい、40本弱を植えてもらいました。
最初はぎこちなかったグループも一緒に作業をすることで、次第に打ち解けて作業していました。
普段なかなか交流機会のない小学生と高校生が葡萄の植樹によって交流、親睦を深められたいい機会になったようです。
高校生も率先して、作業して小学生に教えたり教えられたり(小学生も本当に賢いですね)と自分たちで考え、楽しみながら作業していました。


葡萄の植樹を通して、こうした交流ができたことはとても有意義でした。
今回植樹してもらった苗木はピノ・ムニエというシャンパンの原料にも使われる品種で、収穫するのは最低でも3年後(御牧ヶ原は痩せた粘土なので、4年後を目途に)ジオヒルズのスパークリングワインの原料となる予定です。
みんなに植えてもらった苗木に実がつき、スパークリングとなるまでに長い長い年月がかかりますが、この御牧ヶ原でどんな葡萄になり、スパークリングになるのかこの地で見守っていきたいと思います。
そして子どもたちに植樹から葡萄の成長を観察してもらい、ワインになるまでの学びの場を提供させていただき、協力していただいた学校の先生方や小諸市農林課など関係各所に感謝申し上げます。
この学習は子どもたちの未来への種まきの活動です。一人一人、どんな芽が出てどんな成長をしてくれるのか。今からワクワクしています。
子どもたちにとってワイン産業と小諸という場所が誇りになるよう、私たちも活動してまいります。この活動を通して一人でもワイン産業に携わってくれたらこれほど嬉しいことはありません。
またこの記事をご覧の皆様に少しでも共感していただけたら幸いです。

「ワイン文化を未来へ繋ぐ会」のFacebookページを作りましたので、フォローしていただけると嬉しいです
https://www.facebook.com/%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%E6%96%87%E5%8C%96%E3%82%92%E6%9C%AA%E6%9D%A5%E3%81%B8%E7%B9%8B%E3%81%90%E4%BC%9A-101762938735585/?ref=pages_you_manage

また今回の植樹の記事を地元の新聞社に取材して頂き、記事になりましたのでよろしければそちらもご覧ください。
https://ameblo.jp/idem2007/entry-12671658879.html?fbclid=IwAR2sn3m7LVSQbMUDFJznOikJfBoq33lTsXxjc95NjSy_u4tnwXVz6LHxxWE

「ワイン文化を未来へ繋ぐ会」

長野県は「信州ワインバレー構想」により毎年ワイナリーや葡萄を栽培するヴィニュロンが増えています。
ワインは1代で終わる産業ではなく、何世代にも渡り続いていくものだと考えています。そんな中で日本ワインの認知は増えているとは思っていますが、まだまだ地元の方のワインの消費は増えてはいないように感じます。やはりワインは「お高い」イメージ(価格や敷居という意味でも)がついているように感じます。
ワインはできたものしか見たことがないかもしれないが、実際は葡萄づくりという農業からきているものだと知ってもらいたく、これまで地元の小学生を対象にジオヒルズワイナリーはワイン用葡萄の植樹を行ってきました。しかし植えただけで終わってしまい、これは子どもたちの学習になっていないなと感じていました。だったら葡萄の栽培体験学習を定期的に開催し、葡萄の成長過程を見てもらいながらその葡萄からどうやってワインができるのか、さらにその先の販売というところまでできないかと考えました。ちょうど地元に商業高校があり、だったら高校生にも体験してもらい、その中で自分たちでラベルを考えるということまでできればマーケティングの学習にもなるのではないか。このワイナリーという6次産業の強みを活かして、次の世代の子どもたちに経験してもらうことで彼らの人生の財産になれば。ワイン用葡萄の栽培が盛んで、今注目されている地元の小諸を少しでも誇りに思ってもらえれば。そんな想いからジオヒルズワイナリーの関係者が中心となり、「ワイン文化を未来へ繋ぐ会」は発足されました。

「活動報告」へ続く。

ジオヒルズワイナリー

〒384-0807 長野県小諸市山浦富士見平5656

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